人気ブログランキング | 話題のタグを見る

本日は、筑波大学 小野正樹先生にお越しいただき、期待される日本語教師の役割や日本語教育の発展、小野先生自身が取り組まれていることについて講演していただきました。

2022/07/08 小野正樹先生 「日本語教育の広さ、深さ、楽しさ」_b0420444_16234843.png
2022/07/08 小野正樹先生 「日本語教育の広さ、深さ、楽しさ」_b0420444_16134266.jpg



<ゼミ生の感想>
吉田 巴菜:今日の公演を聞いて、改めて日本国内はもちろん、海外においても日本語教師・日本語教育の需要が高まっていることを実感しました。また、私は海外にルーツを持つ子供たちへの日本語教育に関心があり、特に日本語教師として行える彼らの日本語学習の動機づけ・学習意欲の高め方に興味を持っています。なので、小野先生が外国人児童生徒のモチベーションに繋がればという思いから行った生徒たちへのロールモデルの提示についての話が、私にとって、とても勉強になりました。私の場合、日本語教師自身が教育の場で生徒のモチベーションを高めていくことしか考えていませんでした。教師自ら生徒のモチベーション維持に努めるのはもちろんですが、学習の動機づけや学習意欲の向上につながる人や物と出会わせる仲介役のような存在になることも重要だと感じました。

西極 ほのか:今回の公演を聞いて、日本語教育のこれからについて改めて深く考えることが出来ました。特に私が目指す日本語教師にはこれから何が期待されているのかについて、
①教室内活動から社会実装へ
②学際的な日本語教育学
という点が挙げられていました。教室内だけの日本語教育だけではなく、実際に社会に展開された開かれた教育を提供出来るような日本語教師を目指したいと強く思いました。
また、小野先生が紹介して下さった「日本語マグネット」を閲覧してみて、このような教材媒体を作成する過程や学習者の反応などが気になりました。

開内 陽:私は外国人の子どもへの日本語教育に特に興味を持っているのですが、講義の中でも子どもについて取り上げられていました。しかし、私は外国人児童生徒の問題を社会や地域も踏まえて深く考えられていないなと感じました。また、クラスの中に外国人児童生徒がいたとしても、それ以外の日本語の流暢な子どもたちにも100%の力で指導できなければいけないと仰っていました。しかし、実際に学校で対策を行い実践しているが課題もたくさんあるということがわかりました。授業をオンラインか対面でどっちでやっても良い点と悪い点は出てくるというお話がありました。日本語教育に携わる中で、問題について常に良い方法を考え続け改善していく前向きな姿勢が大切だと思いました。

# by emiu--nihongo | 2022-07-10 11:38 | Comments(0)

こんにちは!
今日(きょう)は日本(にほん)の夏(なつ)について紹介します。
日本の夏は暑(あつ)く、7-9月まで続(つづ)きます。湿度(しつど)が高く風(かぜ)も少ないため他国(たこく)の夏よりも暑く感じます。
急な大雨(おおあめ)や台風(たいふう)もあるため大変です。
日本の夏と言えばアニメでもよく聞く「セミ」の声ですね。
日本のセミは大きくうるさいそうです。日本人の私たちには当たり前の光景(こうけい)ですね。
日本には「夏祭(なつまつ)り」があります。屋台(やたい)が並(なら)び浴衣(ゆかた)を楽(たの)しむ人もいますね。
夏祭りと言えば浴衣・かき氷(ごおり)・ラムネ・花火(はなび)が思(おも)い浮(う)かびます。
わたしも中学生(ちゅうがくせい)の時、浴衣を着(き)て夏祭りにいきました。
かき氷は削(けず)った氷に甘(あま)いシロップをかけて食(た)べます。
ラムネは瓶(びん)に入った飲み物(のみもの)です。花火はお祭りの最後(さいご)に空(そら)に打(う)ち上(あ)げられます。
今年(ことし)から夏祭りが復活(ふっかつ)していますね。みなさんも日本の夏をお祭りで感じてみてください。
商用利用可】夏祭りのイラスト15選!屋台や提灯、浴衣姿の人も | ピョンタックのイラストや写真で副業する方法
文責:海老原未羽

# by emiu--nihongo | 2022-07-07 11:45 | 海老原 未羽 | Comments(0)

2022/06/27/ 授業見学 in周南

2022/06/27/ 授業見学 in周南

6月27日に日本語教育実習の一環で、徳山ビジネス専門学校と周南公立大学を訪問し授業見学をさせて頂きました。徳山ビジネス専門学校では初級クラスの授業、周南公立大学では中級クラスにお邪魔しました。
2022/06/27/ 授業見学 in周南_b0420444_13353655.jpg

<ゼミ生の感想>
西極 ほのか:この日が初めての授業見学でした。今回実際に行われている日本語教育を肌で感じることができ、今後日本語教育を学び続ける活力になりました。初級クラスと中級クラスのそれぞれの授業を見学したことで、語学レベルの違いによって生徒の授業態度や教師側の学習アプローチの仕方が全く異なることを知ることが出来ました。また、レベルによって指導案や方法が変わることはあくまで目安であって、生徒の学習進度の個人差に目を向けることが重要だと考えました。
夏に実習を控えているので今回の授業見学を活かした良い授業を行えるよう精進したいと思います。

開内 陽:
 初級クラスの授業で印象に残っていることは、導入の部分も丁寧に指導していたことです。別の授業で教案作成をした時に、導入の部分はそこで使う表現のモデルを示すだけで5分程度のものを想像して作っていました。しかし、今回の授業を見て、基本の復習から少しずつ応用していくような流れで、この授業で習う表現までの過程がスムーズでそしてすごくわかりやすかったです。また、「これが少し難しくなります」や「漢字も頑張って使いましょう」などと声掛けをしていて、生徒に寄り添った授業だなと思いました。
 次に、中級クラスの授業では、授業、教室の雰囲気がラフな感じで、教師と生徒の関係性の良さを感じました。授業開始早々、日常会話からスタートし、生徒一人一人とお話した後、小テストの確認で一度真面目な雰囲気になり、ぺア活動の計画発表では計画について深堀しながら考える時間があり、最後は私たち県大生と一緒にグループ活動をしました。このように授業にメリハリがあることで、飽きずに、そして意欲的に授業に参加できるなと感じました。
 初級・中級と学習者のレベルは違いますが、授業の雰囲気や学習者が積極的に授業に参加してもらえるような授業構成の重要さを学ぶことができました。二つのクラス共に、生徒が楽しそうに授業に参加しているのを見て、私もそんな授業ができるようにこれからの実習で鍛えていきたいです。

本間 星成 : 今回初めて日本語学校や大学の日本語の授業を見学しました。日本語学校では、何度も繰り返して重要な部分を伝えていました。また、漢字とひらがなの使い分けやルビを入れるなどもありましたが、普段私はあまりそこを考えずに書いてしまうので実際に授業する時やボランティアで教える時に気をつけないといけないと感じました。また、大学の授業では、インプット、アウトプット、インターアクションがしっかりできるように展開されていると思いました。L2習得においてこれらは全て必要なことなので、このような授業展開を参考にしたいと思いました。

吉田 巴菜:今回の授業見学で、初めて実際の教育の場を体験することができ、指導方法や授業の進め方など様々なことを学ぶことができました。多くの学びの中でも、一番の収穫だったと感じるのが、先生が生徒と一緒に考えることが大切だということを知れたことです。授業を見ていると、先生が生徒と共に考えることで、生徒に考えを整理させ、考えを深める手伝いを行っている場面が多く見受けられました。先生と生徒であるため、上から下への教授があたりまえのように思ってしまいがちですが、同じ目線に立ち、共に悩み、考えるのも日本語教師として重要な姿勢であると感じました。


# by emiu--nihongo | 2022-06-30 13:06 | Comments(0)

本日は、早稲田大学大学院 日本語教育研究科 李在鎬先生にお越しいただきました。
講義内容は、「テクノロジーの進化と日本語教育」。
ICTツールの可能性や、出現から日本語教育に活用されるまでの流れなど、
日本語教育におけるICTツールの活用について学ぶことができました。
2022/06/24 李在鎬先生 「テクノロジーの進化と日本語教育」_b0420444_16455804.png
2022/06/24 李在鎬先生 「テクノロジーの進化と日本語教育」_b0420444_16092179.jpg


<ゼミ生の感想>
吉田 巴菜:
講義の中でも印象的だったのが、計量言語学と
台湾でICTツールや自動翻訳・機械翻訳の出現により学習者が減少したというお話です。
計量言語学の存在を今回の講義で初めて知ったのですが、言葉の長さや重さといった質量に注目した研究分野があることがとても衝撃的でした。また、テクノロジーの出現・発達により台湾で学習者が減少してしまったというお話を聞いて、ICTツールの活用が日本語学習者のモチベーションに強く影響を与えているということを学びました。学習者の減少から見ると、モチベーションを下げる、マイナスの影響力が大きいように思えますが、学習意欲の高い学習者は、ICTツールを積極的に活用することで、情報収集や自らの学習を深めていく。ICTツールを使用すること自体が学習者のモチベーション維持に繋がっているのかなとも思いました。テクノロジーはどんどん進化していきます。日本語教師を目指す身として、時代の流れに置いて行かれないよう積極的に情報収集を行っていきたいです。

西極ほのか:
私が特に興味深かったのは、日本語教育における機械翻訳・ICTツール活用の是非についてのお話です。ICTツールとは言語学習の道具としての機械翻訳なのでが、ICTツールはTOEIC900点の実力をもつなど非常に優秀だそうです。しかし、これらの機械翻訳を言語教育に利用することについての意見は賛否両論で、その根拠となる理由も様々です。反対意見としては、学習者がMTのエラーの有無を判断できないため効果的に活用することが難しいというものがありました。新たなテクノロジーとして機械翻訳を活用するためにはまだまだ改善の余地があることが分かりました。学習者が学びやすい環境を作るためにも、私たち教師側が新たなツールを積極的に取り入れ活用することが求められていると感じました。まだまだ日本語教師の勉強途中ですが、今回の講和はモチベーション向上のための刺激になりました。今後の学びに活かしていきたいと思います。

本間星成
今日は「テクノロジーの進化と日本語教育」という題目の講義を受けました。私自身は、コーパスは難しいと感じましたが、言葉の分析は楽しいと感じました。
講義の中で、機械翻訳の話が出てきましたが、私は課題をする時によくDeepLを使用します。必ず英文の確認はしますが、使用する上で大切だと思いました。
これから日本語教員になるにしても英語教員になるにしてもICTが使いこなせなければなります。少し苦手意識はありますが、苦手とは言わずに実践していきたいです。

# by emiu--nihongo | 2022-06-24 16:03 | Comments(0)

日本語でしか表現できない素敵な言葉_b0420444_09002723.jpeg


今日は、世界の言葉では言い表せない日本語にしかない表現・言葉をご紹介します。


①わびさび

 「質素で簡素な美しさ」という意味をもつ「わびさび」、日本人でも具体的に説明するこ

とが難しく、感覚でしかつかめない言葉です。非常に抽象的な「わびさび」は、海外の言

葉に訳せない、日本特有の言葉です。

②もったいない

 実は「もったいない」という言葉も海外の言葉では表現できない言葉の一つで、海外では、そのまま「mottainai」と表記されています。

③初心

 「初心忘れるべからず」、日本人にはとても聞きなれたフレーズ。日本人がよく使う「初心」も外国語では表現できない言葉です。一方で、ある海外の有名人が絶賛した言葉でもあります。その有名人というのがアップル創業者であるスティーブ・ジョブズです。彼は、初心という言葉を「日本にある素晴らしい言葉」と称賛しています。日本人にとってはありふれた言葉ですが、世界からは珍しく素晴らしいと評価されています。

普段何気なく日本語を使っていると気が付かないですが、日本語にしかない素敵な言葉は

数えきれないほどあります。ぜひ、みなさんも探してみてください。


吉田 巴菜


# by emiu--nihongo | 2022-06-24 09:02 | 吉田 巴菜 | Comments(0)